グッバイホーム

 もう2年以上前になるが、2年間という期間限定で東京に仕事で出向してきていた友人が、務めを終えて徳島へ帰る段になり、それなら追い出して差し上げようとライヴを企画して、ついでにその旧友の為に生まれて初めてまともなポップソングを書き上げ、ライヴで披露した。2014年の3月か。

僕は歌は専門じゃないけど、歌うことは好きでこのステージでは一曲だけ。

 

この歌詞を読んでいると、奇しくも自分への励ましそのもののように思える。歌は下手だし、ダサい部分もあるけど、自分は酒飲まないのに「プレモルを買い占める」なんて歌ってるあたりは、我ながら自分らしい詞だなと思う。友人である彼は出向を終えて無事徳島に帰ったが、僕はその後徐々に「うつ」になっていってしまい、ついに事件を起こして捕まった。この歌は、当初僕が歌うはずではなかったのだけれど、既にこの頃から少しずつ周りのことが上手くいかなくなり始めていた。

けれど、出所後ブログを始め、再開するつもりのなかったFacebookInstagramなんかをやり始めると、かつての仲間から様々な温かい言葉届き、また再び自分の人生が始まるのだと言う実感が徐々にやってきている。

 

My heart comes back again to life and the place we call home. That is "friends".

 

 

 

 「グッバイホーム」 作詞・編曲 小谷周平

 

youtu.be

 

荷物まとめ車に乗り

空港へ向かう途中 綺麗な桜が僕を見送る

別れ惜しんだ時間とか 比べられないほど

瞬く間に離れる 僕のふるさと

 

まるで詰め込まれた Tokyo Zombies

疲れた人々の 心のSafe House

そんな場所 いつも忘れない

帰るべき Home

 

Say Good-bye  ただ Good-bye

洗いたてのシューズを履いて

道なき道迷っても 振り向かずに

前へと進む グッバイ

 

見慣れぬ景色三田線沿い 酒のカクヤス見つけ

プレモルを買い占める 今日のご褒美

残暑強い9月の日 皇居の周り6周半

最後まで走り切る 君を追いかけ

 

光も駆け抜ける Like an Arrow

過ぎた24ヶ月 Time to go back

いつだって 待っている

僕らの 拠り所

 

Say Good-bye  ただ Good-bye

まだ 辿り着けはしないけど

始まった 冒険は「別れ」に出会う

心の旅 グッバイ

 

いつも気づけないで Losin' control

見失いそうになる Searchin' for myself

望めば輝き 行く先を照らすよ

 

Say Good-bye  ただ Good-bye

まだ 辿り着けはしないけど

道なき道迷っても 振り向かずに

前へと進む

Say Good-bye  ただ Good-bye

たとえ 二度と帰れなくても

君こそが心のふるさと

グッバイ

 

(2014年3月、春)

 

 

追伸

 

「君」つまり、友達こそがいつでも帰れる「ふるさと」なんだというオチは、何ともベタだ。出所した僕は家族ともほぼ無縁、むしろ恨まれることとなったけれど、この曲を贈った友人からは先日「おかえり」の電話があった。東京の夏は暑い。