小谷周平 「出所後のオナニックな日々」

自分の人生を赤裸々に綴ります。

執筆中の小説について

 執筆中の小説は、ルビを振るというテクニカルな問題のため頓挫気味ですが、何か適当なソフトを手に入れるつもりなので、最後の仕上げまではとにかく書き続けることにしようと思います。

小鳥の「囀り」

とか

「鬱陶しい」

とかは、何となく読めちゃう漢字でしょうが、やっぱりルビがあった方がいい感じ、漢字ですよね。

 

 小説のモチーフ、ラストの場面も何となくできました。小谷を模した主人公渡辺涼太の物語です。渡辺は自分の犯した過ちのために一年間刑務所に服役、受刑者や施設の問題に巻き込まれながらも、ヒロインゆかりとの文通を心の支えに何とか毎日を生き延び……。

 物語の後半は裁判にしようと思っていて、視点を中3になったばかりのヒロインの娘に移します。主人公が起こした二度目の過ちの真相は証拠品として検察が提出したゆかりの手記により徐々に明らかになる……。

 厳密には三部構成にするつもりですが、第1章の刑務所の場面は僕が経験したことをそのまま素材にしているのでハーフ私小説

 

 さらに特に申し上げたいのは、この現在進行形で執筆している「恋愛小説」は、作家水村美苗先生の『本格小説』につよ〜い影響を受けています。行間や章ごとの題字なども参考にさせてもらっていますが、本格小説という力強いタイトルからもわかるように、「私小説とは」「日本の文学とは」という大きなテーマも暗に盛り込んだ知的な作品で構成も凝っています。3人の視点が変わったりするのですが、アイデアとして視点チェンジは僕も自分の小説に取り込んでいます。

 水村美苗先生の本は『続明暗』を除けば、それ以外の本(『日本語が滅びるとき』や『母の遺産』なども)は全部読んでいるかも知れません。『続明暗』だけまだ読めていないのは単純に漱石の『明暗』がまだ読めていないから。

 

ちなみにですが、心理学的には「誰かが自分に好意を抱いている」という事実は「本人からよりも、知り合いなど関係する第三者から」間接的に自分に伝わった方が印象付けられるんだそうです。「え、あいつ俺(私)のこと好きなの?そんなの聞いてないし。なんで言ってくれないんだろ。ていうか、いつから?」などなど、相手のことが気になり始めたりするそうな。これは、確かに実感としてはその通りだと思う。

 

 だからと言うべきか、二人の愛の物語があったとして、それを敢えて第三者の視点から描くことで深められるものがある、というのはまさしく僕が『本格小説』を読んでいて実感したことなので、自分もそれを採用しようといった具合。さてさてどんな感じに仕上がりますやら。

 

 本格小説では「英語のIと日本語の私という言葉は違う」といった哲学的かつ文学的命題についても少し言及しています。その辺の感じも好きなので、僕も自分文章の中に「物語とは」「恋愛とは」を盛り込んでみたりしています。まあ、大学時代に培ったものを生かすならここしかない、という感じですね。期待してくれている方々がいるのだとすればそれは有難いことですので、どうぞ完成を楽しみにしていて下さい。