小谷周平の七転八倒人生  〜社会復活編〜

自分の生き様を赤裸々に綴ります。

近況など

  最近は介護の仕事を週4くらいに減らせたので、ギターを弾いたり、執筆する時間ができたので、小説を再開したりとけっこう毎日充実していると思う。映画もかなり観ている。「博士と彼女のセオリー」、「スポットライト」、「キックアス・ジャスティスフォーエヴァー」、「静かなる叫び」などなど。レンタルDVDだけど、この中で1番良かったのは「スポットライト」である。

 

 「スポットライト」は、日刊紙のボストン・グローブの「スポットライト」と呼ばれる取材班が、ボストンのカトリック司祭などが、神父が小さな男の子たちに性的虐待を行なっているのを黙認したり、示談し闇に葬ったりしているのを組織的に行なっている事実の深層を暴くというストーリー。かな〜り熱い!し、濃厚です。何より、実話。オススメします。

 

 劇場では「三度目の殺人」を先週かな、観て来た。僕は裁判ものは「それでも僕はやってない」、「終の信託」、「11人の怒れる男」など社会派だし、かなり濃密なので好きな作品がいくつかある。この「三度目の殺人」もオススメできる良品であると断言する。物語は二度目の殺人である役所広司演じる殺人犯と、福山雅治演じる主人公の硬派な弁護士が出会うところから始まる。んで、先にオチというか内容をざっくり説明してしまうと、この役所広司演じる犯人は最後まで犯人かどうか判然としない。これがこの映画の見所で、実際の裁判でもほんとに裁かれたものが真犯人であるか、などということは本人にしか判らない。精神が定かでなければ、本人にすら判らない。そういった裁判というシステムそのものにメスをいれた、社会派な作品だった。

 

 マンガは、『さびしすぎてレズ風俗に行って来ましたレポ』に続き、永田カビの『1人交換日記』を購入、一読。併せて買ったのが卯月妙子の『人間仮免許中』で、二日くらいで読んだ。前者は、永田カビらしさが前作よりも豊かに表現されていたように思う。最後、頸動脈を切ったとかさらっと出すものの、大半は永田カビ自身の人間観や人生が独自の視点から描かれているのが興味深い一品。

 後者の『人間仮免許中』は顔面から飛び降り自殺を図り、顔がぐちゃぐちゃになった卯月妙子の半生を描いた自伝的マンガ。全身タトゥーというこの女の作品はカビのそれよりもかなりディープだ。が、著者はあとがきに「(ほかの作品と比べて)ぬるくなった」と書いているあたり、卯月妙子の壮絶なる人生、あるいは統合失調症との闘いの厳しさを感じさせる。少なくとも、新宿のストリップバーで首切り自殺を図るなど、他の人にはない伝説的エピソードが、この人には多すぎる。

 

 『人間仮免許中』では「希死念慮」という言葉が登場し、解説されている。これは小谷も取り憑かれていたやつだが、そんな痛々しい自殺行為は結局一度も行えず、一人真似ごとに興じいていたに過ぎなかった。まあそれを考えれば、二人の歩んだ人生と比べても、自分の人生のインパクトがいかに小さいか思い知らされた。

 

 最後に、先月9月30日に三茶で行ったライヴで唯一弾き語りの形式をとった曲について。ミスチルのカヴァーという小谷には珍しい選曲なので、そのリンクを紹介する。是非ともクリックして下さい。

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