星野源 「恋」

お前が演奏するんかい!?みたいな話ですが、最近4〜5年前に身につけたリハモのアイデアからすっかり編曲が好きになった小谷は今回、去年「逃げ恥」で社会現象になった「恋」(ダンス)を6/10のライヴに合わせてジャズアレンジしました。さらにライヴでしくじった部分は宅録のもので修正するという編集マジックによって、今日ようやくYoutubeにアップしました。いかがでしょうか。

 


恋 − 星野源  小谷周平・ソロギター

 

6/10のバースデーライヴ「わんにゃんクインテット+1@Whisper」は、メンバーからのサプライズもあり、店のマスターからも「楽しかった。みんなも楽しんでいたし、それが一番だ」とお墨付きをいただき、一応成功の形を収めることができました。これも素晴らしいメンバーのお陰と、会場に足を運んでくれた方々の賜物です。本当にありがとうございました。

 

さて、ライヴについてのエピローグ。前日、徳島から友人出て来ていたのでその飲みに顔を出した。その友人には

「あの時はほんまにごめんよ」

と謝られた。

去年、小谷がよかれと思って「結婚式披露宴の二次会に顔をだすよ」と伝えたのを彼がやむを得ない形で断ったことに対しての謝罪であった。僕はもちろん気にしていなかったし、それどころかそんな風に彼に断らざるを得ないような状況を作ってしまったことに対して申し訳なく思ったのであった。彼の表情、その空気からずっと謝りたかったのだ、ということがひしひしと伝わって来たのであった。

 

さて今回、ライヴで親友の松本くんが出演してくれたが、大学時代の友人で今も一緒に遊んでいるのは彼だけだ。かつて一緒にジャズを演奏した仲間たちが僕のこといまどう思っているのかは一向に知らない。会ってもいいという人は何人かはいるらしいが、こちらとしては合わせる顔がない人たちばかりである。迷惑はかけたくない。

 

ところでライヴには、僕と現在も唯一の家族でいてくれている父が参戦。昨日、「徳島に帰る前に一緒にごはんでもどない?」とメールしたら、「場外で競馬せなあかんけん、また今度」と断られた(爆)。俺のおとん、どんだけ現役やの。

 

さてさて、さらにライヴのプロローグ。FBにインスタ経由で写真を何枚か上げたら、海外で絵描きをやっている外国人の女友達からチャットがきた。

「周平元気になったね、強くなったね」

小谷が大学時代、恋心を抱いていた女性からだった。

なんでも、最近彼氏と別れて部屋も引き払わなくなり落ち込んでいる、という話であった。小谷は勝手に胸の奥がざわざわした。

「またドイツに行ってみようか」(その人はドイツ人じゃないですが)

僕は困っている女性に弱いと思う。「僕が助けなきゃ」という父性本能が働くのだろうか。もちろん誰にでも発動するわけじゃないのだけれど。もちろん、これはただの思いつきである。それに、大学時代もたくさん色んな話をした相手という訳でもない。でも、彼女について二つ、鮮明に記憶に刻み込まれているできごとがある。

横国から下宿へ帰り道がたまたま一緒になったことがあった。和田坂を下りきった所で、お互い方向も逆だからということでじゃあと、そのときハグして別れたのであった。小谷はその時点でアメリカ生活を経験していたので初めてのハグでもなんでもなかったが、かなり特別なものを感じたのをよく覚えている。

 

もう一つのエピソードは大学敷地内での彼女のアトリエで、一緒に彼女の作品を見ながら話をした時のことだ。そのとき彼女からもらった言葉が、またその当時の僕には特別だったので後日、小谷は大学生活初(?)の告白をしたのでした。一応OKだったのだろうか。しかし、4日間はさすがに付き合ったことにはならないと思うが、思い出というのはとことん美化されるもので、今でも彼女は僕の中で輝かしい存在のままなのです。

 

星野源は「二人を超えてゆけ」と歌いながらも、「恋愛」は大絶賛しております。これはそういうポップチューンです。吉本隆明が提唱した「対幻想」がどうとか云う分析的な話ではないです。恋愛それ自体は概念であり、イデオロギーでしかない。それは結婚と結びついているから、つまりは出産という労働力の再生産に帰結されるから、人類にとって肯定されるべき正義の物語なのである。しかし、こういう理知的に分析めいた洞察をおこなってみても、恋愛みたいな感情は生じるのである。かわいい子を見つけたら振り返ってしまうし、ラインがくれば返事もする。

 

まあ、恋愛批判、ロマチックラヴイデオロギー批判ばっかりしてきた小谷ですが、徳島では韓国スナックのママのところに行き、東京に来たら(何年も前の話だが)銀座のママの所に足を運ぶうちの父を見ながら、なんとも楽しそうだなあと思うのでした。失恋して、思いつめて、鬱に、自暴自棄になり犯罪を犯すような人間になるくらいなら、軽々しくても女の子のお尻ばっかり追いかけてる男の方が何倍も可愛げがある(父がそうい人間という訳ではないですが笑)。とまあ、こんな風に書いても結局小谷は、遊びたいなあと思いつつもずっと真面目なままなのです。だれか、僕を繁華街に連れ出して、玄人デビューさせてください笑

 

小谷の、恋愛人生、そして恋愛小説もまだまだつづきます。ついでに(笑)今後の音楽活動もどうかご支援くださいませ。

長くなりましたが、それではこの辺で。

おやすみなさい。