お金の流れ

 1番規模のでかいお金の流れってぱっと「国家」とか思いつくけれど、経済的にも小国な所とかだとgoogleamazonの経済力が勝っちゃうでしょう。でもそんな大企業を支えてるのはアメリカだったりする訳で、やっぱりそんな経済大国には日本は逆らえんということですが、どういう訳か日本のアニメやサブカルアメリカなどの欧米、先進国でも人気な様子。

 twitterで結構コスプレーヤーさんもフォローしているこたになのですが、ちょうど終了したばっかりのコミケも、経済効果はかなり大きいんでしょう。なんてったって、衣装やコズメは売れる、チケット?(すみません、入場システム知らないです)も売れるし、カメラも売れるし、本人たちのROMや同人誌も売れる。一体いくらの経済効果があるのか気になります。

 ちょっとまた別の機会に、ろくでなし子先生が上野千鶴子先生についてツイッター上で言及、批判していたことに触れてたのですが、僕はろくでなし子先生とは別目線で、「経済的な理由がなければ女性は体を売ったりはしない」の原則が、日本ではもう通用しない気がしているのです。もちろん、セクシー女優さんがアイドルばりの活動を指定たり、素人さんがセクシーなコスプレを頑張っているからと言って、お金以外の目的で売買春する子が出てきたなどと結論づける訳ではないです。そこに連関はないけど、それでも女性たちが自分たちがこれまで抑圧してきた「性」を以前よりも随分と自由解放てきている様に感じるのです。

 まあ、もちろんそこにも男性の視線はあるでしょうし、自分がセクシーなものを提供する代わりに資金を得ているのであれば、結局は旧態依然のままなのかも知れない。でも、裏垢女子含め、セクシーさやえっちさの程度こそ違えども、SNSをうまく活用し皆各々の方法でセルフプロデュースをしている。売られているのも身体の一部だし、買っているのも男性だろうが、それでもそこには表現を感じる。ならば、レイヤーさんたちはこの不景気の中、あれだけの集客力と言うポテンシャルを秘めたアイドルなのであって、さらばコミケは音楽で言うフジロック顔負けのフェスと言うことになる。

 こたには大学時代から、他国での「エロス」や「えっち(さ)」というものが、特に若者の間でどの様に捉えられているのか気になってはいたが、そんな面白いテーマの比較文化論について書かれた本には出会えなかった。あったとしても、大体「エロス」という高尚なテーマをフロイトなどを引用してお堅く語る様なものばかりだった。それだけに、ろくでなし子先生のツイッター上での発言からは本当に目が離せないので、次回はでこまんアーティストのろくでなし子先生について語れたらと思います。日本のエロスよ、どこへ行くのか(笑) 楽しみだ。