8月15日

 こたには徳島出身なので、今日の介助サービス中に利用者さんが見ていたワイドショーに出演していた徳島知事が週刊現代の小川という記者にバンバン叩かれていたのが、何とも痛ましかった。

 

 なんか終戦記念日だから、かっこいいこと言ってみたいのですが眠たくて頭が回らない。そう言えば、とある動画で玉音放送の意味を紹介していたのを少し前に見た。それがまたしんみり音楽に、文章の上に流れていくという、シンプルかつ印象的なものだった。その動画の説明によると「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」などのフレーズで有名なあの玉音放送の大体の内容というのは、実は決して「戦争での敗北を認める」というものではなく、「やむを得ないから、ポツダム宣言を受諾する」という放送内容らしい。

 僕は思った。きっと「終戦記念日」なんていう言葉が嫌いな人も、この日本にはきっといるんだろうと。『この世界の片隅に』のすずさんのように、一生忘れられないくらい悔しい思いをした人たちが、1945年の8月15日には大勢いたんだろうと。どうなんだろう。セレモニカルなイベントも多いだろうから、敗戦日って言葉が格好がつかないんだろうけど、終戦と記念日をセットにすることに一体どれだけの意味があるんだろう。当時悔しい思いをした人たちにとっては、「記念日」という言葉を受け入れるのに、その違和感に慣れるのに少し時間がかかったんじゃないだろうか。などと戦争を知らない世代として勝手に想像してみる。

 こたにはヒッピーカルチャーが好きだ。そう、ジョン・レノンとか。この世から武力衝突や戦争などの悲劇がなくなって、人々が愛で満たされるような世界になることを祈っています。おやすみなさい。