監禁事件

『ルーム』っていう以前にも記事にさせてもらった、長期間監禁がテーマの真面目な社会派ヒューマンドラマ、2回目ですが観てました。くらうね、こういうの。母と息子、何とか脱出して戻った実家でも「痛み」を伴う出来事の多い事。例えば、TV局からのインタビュー。「どうして出産時に、息子さんだけでも外に出すように頼まなかったのですか?」とか。オーストリアでの17年間の監禁事件を皮切りに、海外でのこういった痛まし事件が、夜の番組で再現Vになるようになりましたが、冤罪とかと同じで「取り戻す事のできない時間」について考えちゃいますね。いやあ、でもいい映画でした。2回目でも泣けちゃう。

 さてさてちなみに、映画のモチーフになったオーストリアでの事件の当事者は、いつだか調べたことあるんですが、最後に読んだ日本語wikiページによるとボディガードの男性と恋仲になって、今も幸せに暮らしているんだとか。世界に、人々に、女性たちに幸あれ。おやすみなさい。