木谷明弁護士

 こないだ報道番組、ってやつの特集で判事辞めて70過ぎで弁護士登録して、80過ぎて冤罪事件の再審請求に尽力してるあつ〜いおじいちゃんがフォーカスされてました。この特集で、袴田さんみたいなのはレアケースだと思い知りました。

 40とか50歳で出所して、私は殺してませんお記者会見まで開いて訴えても、90のお婆ちゃんになって施設で誕生日会するような人生の終着が見えてきた頃に、2回目の再審請求が棄却されたことを告げられる。弁護団は相当に悔しいだろう。本人はもっと悔しいだろう。だって、そんな人生は人間としての尊厳を与えられていないも同然なのだから。

で、最高裁からの通告内容

「私たちは自分たちの正義を守るために、この請求を認めない決定をした」

とかなんとか。

元伝説的判事のおじいちゃんはこの通知文を受けて

「これはもう、自分たちは神さまだ、言っているのと同じ」と仰っていた。

 「それでも僕はやってない」とか裁判モノ大好きな小谷ですが、この映画にもあったかと思うが、「たとえ有罪である99人をきちんと裁くことができたとしても、たった一人でも無実の人を冤罪してはいけない」という考え方に大いに賛成する。

 いやーそれにしても、最近のニュース番組の特集としては、涙が溢れそうになったし、苦しく熱いものが込み上げきた特集でした。忘れない為にも記しておきます。

※駅のホームで、スマホ手入力した文章で、特集の内容も肝心な所を覚えてませんでしたが、この元伝説的判事、名前を木谷明さん(この記事を書いている現在も81歳の現役弁護士)とおっしゃるようです。

木谷明 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E8%B0%B7%E6%98%8E

大崎事件 https://archive.fo/20130430202930/http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030601001139.html